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先生紹介

タイケー治療室のホームページをご覧いただきありがとうございます。

当治療室は2008年1月、西武新宿線の新狭山にて独立開業いたしました。2018年7月に現在の川越市旭町に移転し、個室にて一対一で患者さんと向き合える体制へと変わりました。文字どおり「治療室」になり店舗は縮小したものの、以前にも増してあらゆる「院」から見放された患者さんの来院も多くなり、私もそれに応じて再度学ぶ機会がとても増えました。

私は1991年、会社の上司の運転する車の助手席で交通事故に遭い、4ヶ月にも渡る入院生活を余儀なくされました。19歳の夏のことでした。入院当初は両眼破裂と大腿骨粉砕骨折でベット上から少しも動けない状態で、食事も排泄もベットの上。激しい痛みと戦う毎日で、誰が見ても大惨事という状態でした。幸い、日本で5本の指に入るほどの眼科医に出会い、左目の視力は以前のようにとはいかなかったものの、白杖を付かずに歩行ができるほどに回復いたしました。しかし突然目と足に障害を持ったショックと若かったことも手伝ってしばらくは自暴自棄になっていましたが、このままではいけないと事故に遭って一年後には販売員として働き始め、不安定ながらも生活できるようになりました。しかし商品の細かい色やタグの文字がわかりにくくなり、将来への不安から、現在の道に進むべく鍼・灸・マッサージ、指圧の専門学校に入りました。いざ学び始めてみるととても面白く、もともと勉強が大嫌いだったのが嘘のようでした。 5年間の高専課程を終えて現場に出てみると患者さんの訴えに沿った治療をすることができず、自分の不甲斐なさを痛感し、再度違った方向から勉強し始めました。整体という方面や骨格模型を観察し、結果、人体のバランスという考え方に至りました。

先ほど書いたとおり私は足にも障害を持っていて、大腿骨から曲がってついている足は左右で比べると5センチも短くなっています。今も、室内でも中敷きで調整していないと、すぐにでも何らかの不調を起こしてしまうのです。いわゆるぎっくり腰で一年の大半を寝たきりで過ごすわけにはいきませんから、教科書には書いていない治療をさらに模索し続けました。模型や教科書の人体は歪んでいません。歪んだ人体模型も教科書も存在しません。足も短縮し歪みのひどい自分の身体は、治療法を考えるための最高の教科書になりました。

当治療室では、患者さんの不調の実態を探り、身体のバランスを患者さんの体調が良かった頃のバランスに近づけることで、煩わしかった不調をなくしていくという治療法をとっています。もちろん私の治療が絶対ではありません。たとえば頭痛の場合、当治療室で治療できるものもあれば病院にかかった方がよいものもありますので、その時はどうすればよいのかも一緒に考えていきたいと思っています。助手を務める妻もITなどを駆使して調べていきますので、関係ないことかもしれないと思わずに伝えてみてください。

私の障害も見放された結果でもあり、不調をわかってもらえないつらさは痛いほどわかります。どこに行ってもわからないと言われている症状でも、私は諦めたくはないのです。一度ご相談ください。患者さんによく聞くパソコンの画面しか見ていない医師とは違う、患者さんに正面から向き合える治療をしてまいります。

先生  院長 加藤


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